2012年2月5日日曜日

パワーアップした第二回

カレーと音楽の正しい営みvol.2、無事終了。皆様ありがとうございました。ライタ大好き・音楽担当のkogoです。
「前回に比べて更にかっこいいチェロを弾きだした」とShiiboが言ってくれているので、それについての日記でも書いてみようかなーといった具合です。

今回の新機軸は、チェロ多重録音。
チェロって結局アカペラなんですよね。ただ一人で歌っているだけではライブになりにくいので、ギターなりピアノなり楽器の伴奏が必要になってくるわけです。
それでも一人でやりたいなら、カラオケを用意しなければいけない。でもカラオケってどこか味気ない。その味気なさはどこから来るのか…それは、そこにドラマーが居ないのにドラムの音が鳴ってたり、ギタリストが居ないのにギターの音が鳴っていたり、といった、機械丸出し(笑)の雰囲気から来るのではないか、と考えました。

じゃあ、バックの音を全て自分のチェロの演奏で作ってしまったらどうだろう…そう考えて生まれたわけです。実際やってみると、とにかく作るのが大変でしたね
(>_<)

それともう一つ、これも新機軸、チェロのルーパー演奏です。このルーパーというのは、簡単に言うと、数秒演奏してペダルを踏めば、その数秒間を録音したものがすぐにその場で再生されるといった、レコーダーのような機材です。
しかも、踏めば踏むほど音が重なっていく。つまり、その場で演奏しながら多重録音していくという仕組みです。
ギターの方が使っておられる機械でもあるんですが、実は「ライブペインティング」から着想を得たものなんです。画家の人が、白紙のキャンパスを用意して、お客さんの目の前で筆をふるい、どんどん線を重ねて行って、絵を描いていくアレです。アレを音楽に置き換えたらどうなるんだろうと思いまして。ライブペインティングされる画家の方と何回かご一緒したことがあって、そのたびに、このスタイルって面白いなーと思っていたのですが、まさかこういう形で自分がやることになるとは思っていませんでした。

インストの演奏って、歌詞が無いので、具体的な内容が伝わりにくい部分もありますが、こんな感じで工夫・アイデアがとても活きて来る世界なので、とても楽しいですよ。

ただ、この方法で演奏するとき、全く即興ということもあり、タイトルのつけようがないんですよね(笑)「それではお聴きください。○○という曲をお届けします」ってMCで言えないんですよ。「とりあえずお聴きください」としか(笑)

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